サイドゴアブーツは、履きやすい上に上品で、高級感もある絶妙なシューズです。堅苦しくないのに、カジュアルにもなり過ぎていない、というところがポイントと言えるでしょう。
そんなサイドゴアブーツの人気ブランドを、こちらではランキング形式でご紹介していきます。
1位 JOHN LOBB(ジョン・ロブ)
どんなブランド?
ジョンロブは、イギリスのロンドンで誕生したブランドです。
1866年創業という、圧倒的な歴史を持っているシューズメーカーで、世界で最も高く評価されているオーダーメイドシューズのブランドでもあります。
普遍的な美しさをキープしているのはもちろんのこと、尖っていて斬新なセンスも追求しているので無敵です。
価格帯や購入層は?
ジョンロブは、高級なブランドです。本物のセレブや、一流の人々が興味を示すような海外のハイブランドなのです。
簡単に手を伸ばすことはできないような価格帯に設定されていますが、デキる男は靴から、という考え方に対して、なるほどな!と思う人は、ジョンロブの靴を1足は持っておいてください。
お薦めのシリーズは?
LAWRY
時代を越えて愛される、チェルシーブーツのシルエットに魅せられてみてください。最高級のレザーで仕立てられている、高い技術が駆使されたクラシカルなシューズです。絶妙な色ムラは見ているだけでため息が出そうなほど。
LAWRY
美しいシルエットに、ボリュームのあるライトウェイトウォーキングソールが搭載されているという、贅沢な上に快適な究極の逸品です。値段は30万円と、一般人の常識を越えているかもしれませんが、その価値は確実にあります。
2位 BUTTERO(ブッテロ)
どんなブランド?
ブッテロは、イタリアで誕生したブランドです。創業から半世紀ほどが経過しようとしている、信頼度の高い老舗ブランドですので、安心して購入してみてください。
ブッテロが創業したのは、イタリアの中でも、特にレザーの聖地として有名なトスカーナ地方です。
地の利を生かすことで、質の高いブーツを生産することができているのです。
価格帯や購入層は?
2000年代に突入して以降、日本でも次々にショップがオープンしているブッテロは、流行に敏感な若い世代のメンズから注目されています。
イタリアの職人が1点1点、手作りをしているだけあって、価格はかなりお高めとなっていますが、それだけの価値は確実にあります。
本物感や特別感のあるシューズを求めている人に、是非。
お薦めのシリーズは?
B7345 PE-GORH
アッパーに採用されているのは、絶妙にオイルが施されているスエードです。クセのないトゥのラインも魅力的で、パンツのラインなどにこだわる必要がありません。野暮ったさがないのは、ブッテロならでは。
B8070 PE-BIB
乗馬ブーツを現代風にアレンジしているというファッション性の高いシューズです。ラミネート加工が施されている、凝った皮革がアッパーに採用されているので、ちょっと個性をアピールしたい人に向いています。
3位 TRICKER’S(トリッカーズ)
どんなブランド?
トリッカーズは、1829年にイギリスで立ち上げられた伝統的なシューズブランドです。
1829年というと、今から200年近くも前のことになるので、いかに歴史のあるブランドかということが、わかるでしょう。
トリッカーズの工場があるノーサンプトンは、靴のメッカとして知られている襟がです。
トリッカーズはまさに、シューズブランドの代表格です。
価格帯や購入層は?
トリッカーズは、高品質で安心して履ける靴を求める、セレブ達からの需要が高いシューズブランドです。
シンプルなだけでなく、鋭い感性を刺激してくるような要素もあり、ファッション性が高いため、人とは違う、ワンランク上のオシャレを求める人からも求められています。
価格帯は、5万円前後くらいです。
お薦めのシリーズは?
LAMBOURN JODHPUR BOOT
シンプルではあるのですが、どこか日本人離れした空気感が漂っており、佇まいだけから、ただものではないブランドから販売されているシューズだということが伝わってきます。遊び心を持った大人に愛用して欲しいサイドゴアブーツです。
STEPHEN
渋いはずの色調なのに、弾けるような底はかとない明るさまで感じさせてくれる、不思議な世界観のブーツです。差し色の加え方も絶妙で、サイド部分の切り込みの入れ方にも、尖った個性が感じられます。
4位 J.M.Weston(ジェイエムウエストン)
どんなブランド?
ジェイエムウエストンは、フランスで誕生した、ラグジュアリーなシューズブランドです。
創業したのは1891年で、今から100年以上も前になるので、とにかく歴史と伝統を紡いできたシューズメーカーであるということがうかがえるでしょう。
フレンチトラッドの代表格と言えば、シューズ業界では、ジェイエムウエストンなのです。
価格帯や購入層は?
ジェイエムウエストンの商品は、価格帯がかなりお高めです。
伝統的な上に、職人が手作りをしていて、高品質なので、どうしても10万円を越えるようなラインになってしまっています。
経済的に余裕がないと手を出せないブランドですが、ビジネスシューズや日頃のオシャレ靴に、きちんと投資をしたいと考える人は、ジェイエムウエストンに頼る傾向にあります。
お薦めのシリーズは?
ブラックボックスカーフ
どこまでもシンプルで、ザ・サイドゴアブーツという定番のシルエットをしているにも関わらず、ただならぬ高級感を感じさせてくれるところがさすが、という感じの逸品です。艶っぽいのに、テカテカしすぎていない上品な輝きが魅力。
ブラックボックスカーフ
ファッション全体のシルエットを考えるなら、こういったシンプルなブーツを狙うべきでしょう。革の色も風合いも、とにかく洗練されていて、オシャレな大人のメンズをさらに魅力的に引き立ててくれるはずです。
5位 Dr.Martens(ドクターマーチン)
どんなブランド?
ドクターマーチンは、1945年創業のイギリス発、シューズブランドです。
誕生した国は、イギリスなのですが、創業者はドイツ人の医師なので、ドクターマーチンには、2国の要素がいい意味でミックスされています。
ブリティッシュで洒落ている空気感と、ドイツの堅実でクールなテイストがどちらも備わっているのです。
価格帯や購入層は?
ドクターマーチンの価格帯は、そこまで高いわけでもなく、20代~30代くらいの、オシャレにほどよくお金を掛けたいメンズから、需要があります。
メジャー過ぎない絶妙なポジションも魅力で、自身の持つアイテムにこだわりを持ちたい人や、ツウであることをアピールしたい人も、ドクターマーチンに興味を示します。
お薦めのシリーズは?
CORE2976
革をあえて継ぎ接ぎしている感じが、独特の立体感を醸し出していて、絶妙にオシャレなサイドゴアブーツです。サイドゴアっぽさがいい意味で薄く、カジュアルな要素もガツンと強めに出ているところが特徴的。
VEGAN2976
独特の艶と光沢感が魅力的なサイドゴアブーツです。サイドに施されているイエローのステッチがまた、人目を惹くことでしょう。ドレスシューズっぽい要素もあるので、セレモニーの場に履いていっても違和感がありません。
6位 RED WING(レッドウイング)
どんなブランド?
レッドウイングは、アメリカのミネソタ州で誕生しているブランドです。
創業から100周年が経過しているため、かなりの歴史を誇ります。赤い羽根のマークが象徴的で、ブーツといえばレッドウイングと認識している人もいるほど、大人気となっている存在。
ハンティング向けのプロ仕様なブーツが代表的です。
価格帯や購入層は?
レッドウイングは、30代くらい~ミドル層くらいの、カジュアルなファッションを好むメンズから、高い人気を誇っています。
ビジネスシューズも展開されており、幅広いニーズに応えてくれるブランドであると言えるでしょう。
徹底して、アメリカの国内生産にこだわっているのに、価格帯は、比較的抑えめです。
お薦めのシリーズは?
9077
アメリカンなテイストが魅力的なサイドゴアブーツです。前の革と、後ろの革の、組み合わせ方が独特で、ディテールが凝っているな、という印象。抑えめな艶にも品があって、大人のオシャレを演出してくれます。
9079
5万円ほどで入手できる、絶妙にバランスの良い、美しいシルエットのサイドゴアブーツです。野暮ったい印象にならないのは、くるぶしのラインなどが、絶妙にソリッドに仕上げられているからです。
7位 ALLEN EDMONDS(アレン エドモンズ)
どんなブランド?
アレンエドモンズは、1922年に誕生している、アメリカ発のラグジュアリーなシューズブランドです。1922年というと、今から100年近くも前のことになります。
アレンエドモンズの靴は、歴代の大統領も愛用していたというほど。このエピソードだけでも、いかに信頼のおけるブランドかということがわかるでしょう。
価格帯や購入層は?
アレンエドモンズの靴には、いかにも高級そうというオーラが漂っていますが、実際の価格は、わりと良心的です。
ドレスシューズも、カジュアルなシューズも、どちらも需要があり、幅広い世代の人々にマッチします。
若い世代の人であっても、ミドル層、シニア層の人であっても、アレンエドモンズは似合う可能性が高いです。
お薦めのシリーズは?
Liverpool Chelsea Dress Boot
クラシカルな印象で、落ち着いた大人の男性の魅力が伝わってくるようなサイドゴアブーツです。どこまでも忠実に作られているという感じがするので、誠実さをアピールしたい人と相性がいいことでしょう。
Liverpool Suede Chelsea Boot
スエードの靴は温かい印象のものが多いですが、こちらのブーツは、マットでクールな質感が魅力的です。細かいステッチも控えめで、好印象です。外装と内装のギャップにも、注目してみてください。
8位 CHURCH’S(チャーチ)
http://www.church-footwear.com/
どんなブランド?
チャーチは、イギリスで1873年に誕生したブランドです。150年近くも前に創業している上に、英国女王からも直々に称賛されているという、超本格派なシューズブランドなのです。
チャーチは1足の靴を完成させるまでに、250もの工程を通過させるという独特の製造技法を誇っています。
こだわりの1足を手に入れたい人にオススメです。
価格帯や購入層は?
チャーチの靴が似合う層は、30代後半以降の、大人でセレブなビジネスマンです。
気品溢れるテイストで、基本的にはシンプルなのですが、ほどよく尖ったセンスもあるのが魅力的。アーティスティックな仕事をしているような人にもオススメができます。
価格帯は標準よりもやや高めという購買欲を煽ってくるラインです。
お薦めのシリーズは?
Welwyn
芸術的な職に就いている人に是非オススメしたい、アーティスティックな仕上がりのサイドゴアブーツです。絶妙な色ムラや、クシュッとした質感に魅せられてみてください。ディテールも凝っている贅沢なシューズです。
Houston R
光沢のテイストがマイルドで、クールなのに温かい印象もある、いい意味でのギャップに満ちたシューズです。クラシカルなようでいて、現代的なセンスも感じられるので、飽きることがないでしょう。
9位 TOD’S(トッズ)
どんなブランド?
トッズは、イタリアの高級なファッションブランドです。創業からおよそ40年ほどのベテラン企業です。
メインで展開しているのはシューズやバッグなのですが、アパレルやウエアなども揃っているため、全身のコーディネートをトッズのみで行うことも可能というのが魅力です。
1枚革のモカシンからトッズの人気は、ヨーロッパ全土、そして全世界にまで広まりました。
価格帯や購入層は?
トッズの靴は、30代、40代、50代くらいの、ミドル層、ベテラン世代なメンズによく似合います。
落ち着きがあり、気品にも満ちているのが特徴的なのです。価格帯は、10万円前後とかなりお高めになっています。
それでも、トッズのシューズに漂っている、ラグジュアリーな雰囲気は、多くの人にとって必要とされているのです。
お薦めのシリーズは?
Ankle Boots in Leather
サイドゴアブーツの常識を破るかのような、先入観を逆手に取るかのような、挑戦的なシューズです。スニーカーのような、長靴のような、奇妙なテイストがミックスされていて、個性的でありたい人の欲求を刺激してくれます。
Ankle Boots in Leather
サイドゴアブーツは、さりげないところが特徴的ですが、こちらは、ガツンとした主張も感じられるような、「強さ」が感じられるブーツです。テカテカし過ぎていないテクスチャーは上品で、大人の落ち着きをアピールできることでしょう。
10位 Paraboot(パラブーツ)
どんなブランド?
パラブーツは、フランスで誕生しました。100年以上の歴史と伝統を誇る、信頼のできるシューズブランドです。
パラブーツという名前から、ブーツの専門店であると思い込んでいる人もいるかもしれませんが、パラブーツでは様々なタイプの靴を開発しています。
シンプルなのに、どこか尖っているような、ただものではないセンスが漂っていて、魅力的です。
価格帯や購入層は?
パラブーツの価格帯は、かなり高級…そうに見えるかもしれませんが、実は比較的お得なラインに設定されています。
大体の靴が5万円前後で入手可能です。それでも決して安い、というわけではありませんが、ファッションにほどよくお金を掛けたいと考える、オシャレなメンズの購買欲を刺激してくるイメージです。
お薦めのシリーズは?
Chamfort
ヨーロッパの紳士が愛用していそうな、美しいシルエットのサイドゴアブーツです。エレガントな魅力が感じられるのに、履きやすそうな魅力もあり、これ1つでどんなシーンにも溶け込んでいけることでしょう。
Chamfort
見るからに履きやすそうなシルエットのブーツです。サイドのデザインにもゆとりがあり、長年に渡って楽に愛用していけそう、ということが佇まいから伝わってきます。ソールにも安定感がありそうで、しばらくはこの1足で大丈夫!と思えることでしょう。
まとめ
以上、魅力的なサイドゴアブーツが揃っているブランドを、ランキング形式でお伝えさせてもらいました。
同じサイドゴアブーツでも、ここまでデザインやテイストが違う、ということに驚きです!お気に入りの一足は見つかりそうですか?